20世紀日本人名事典 「野田俊彦」の解説 野田 俊彦ノダ トシヒコ 大正・昭和期の建築思想家 生年明治24(1891)年6月18日 没年昭和4(1929)年12月26日 出生地神奈川県横浜市 経歴陸軍技手に始まり同潤会事務取扱など職場を転々。その卒論「建築非芸術論」で建築界に登場したが、その題名から、芸術が分からない建築失格者という烙印を押された。実際その主旨は建築は芸術でなくともよいとするものだった。先輩の後藤慶二と組み、建築における芸術、美、様式をめぐり日本の建築家として最初の認識論的考察と批判を行い、前人未踏の境地を切り拓いた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by