先輩(読み)センパイ

精選版 日本国語大辞典 「先輩」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱい【先輩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学問・技芸・経験・年齢・地位などが自分より上の人。
    1. [初出の実例]「雖先輩之深於詩之者、未上宰之高什、驚傍人之衆目矣」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)四・春三題・序〈藤原周光〉)
    2. 「禿となりて先輩(センハイ)にもつかへず」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一)
    3. [その他の文献]〔詩経‐小雅・采薇〕
  3. 前任者。
    1. [初出の実例]「異他之勤、旁勝先輩殊功之修、何無哀矜」(出典:宮寺縁事抄‐文治二年(1186)八月一五日・中原師尚勘文案)
  4. 同じ学校に先に入学・卒業した人。また、勤務先などで、先にはいった人。
    1. [初出の実例]「入江は先輩(センパイ)丈に何くれと世話を焼き」(出典:暑中休暇(1892)〈巖谷小波〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「先輩」の読み・字形・画数・意味

【先輩】せんぱい

年齢・地位の上位の人。唐・劉禹錫〔歌者米嘉栄に与ふ〕詩 來の時世、先輩を輕んず 好んで髭鬚(ししゆ)を染めて、後生に事(つか)ふ

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