野磨駅(読み)やまのえき

日本歴史地名大系 「野磨駅」の解説

野磨駅
やまのえき

延喜式」兵部省諸国駅伝馬条に、山陽道の播磨国九駅の一つとして「野磨」とみえ、駅馬二〇疋が置かれていた。東の高田たかた駅から西の備前国坂長さかなが(比定地は現岡山県備前市三石)に継送した。駅家跡は七世紀後半―八世紀前半の初期の野磨駅家推定地を落地おろち遺跡(落地八反坪遺跡)、駅家が瓦葺となる八世紀後半以降は、落地遺跡の北東約三〇〇メートルの「落地廃寺」跡とよばれてきた所(落地飯坂遺跡)と考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android