野興屋村(読み)のこうやむら

日本歴史地名大系 「野興屋村」の解説

野興屋村
のこうやむら

[現在地名]鶴岡市豊田とよだ 野興屋

菖蒲沼しようぶぬま村の南にあり、浜中はまなか(現酒田市)へ向かう道が北方に通る。のごやともよばれる。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高二六一石余。寛永元年庄内高辻帳では高三七九石余。正保郷帳では新興屋あらごうや村に含まれる。文久三年(一八六三)の年貢割付状(京田地区文書)では高三八三石余、田高三四六石余・反別二七町余、畑高三一石余・反別四町八反余。支配領主の変遷播磨京田はりまきようでん村と同じ。安永三年(一七七四)の玉塵集(鶴岡市郷土資料館蔵)では毛付四ツ六分四厘三毛、家数二四、男五二・女四一、馬一〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android