野遊(読み)のあそび

精選版 日本国語大辞典 「野遊」の意味・読み・例文・類語

の‐あそび【野遊】

〘名〙 野に出て遊ぶこと。野に出て食事をし、花を見、草を摘んだり狩などをしたりして楽しむこと。のがけ。《季・春》
書紀(720)雄略即位前(前田本訓)「陽(いつは)りて校猟(かり)せむと期(ちぎ)りて遊郊野(ノアソヒ)せむと勧(すす)めて曰はく」

や‐ゆう ‥イウ【野遊】

〘名〙 野に出て遊ぶこと。郊野に出て花見、草摘み、狩などを楽しむこと。のあそび。
万葉(8C後)一六・三八〇八・左注「于時郷里男女衆集野遊」
浄瑠璃・浦島年代記(1722)七世の鏡「紅葉の、錦、木の間に間に、幕引渡すやゆふの体」 〔説苑‐善説〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「野遊」の意味・読み・例文・類語

や‐ゆう〔‐イウ〕【野遊】

野外に出て遊ぶこと。花見・草摘み・狩りなどを楽しむこと。のあそび。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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