野鳥駅(読み)のとりのえき

日本歴史地名大系 「野鳥駅」の解説

野鳥駅
のとりのえき

古代の西海道に置かれた駅。高来たかく郡内に比定される。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条に肥前国駅馬(一五駅)として「野鳥」とみえ、駅馬五疋を常置していた。「和名抄」高山寺本には駅名として野馬とあるが、これを誤記とするのは「和名抄」諸本に記される郷名がすべて野鳥であることによる。同郷の遺称地を現千々石ちぢわ上峰の野取かみみねののとり野取原のとりびら国見くにみ平石の野取坂ひらいしののとりさかとする説に従えば、訓はノトリである。野馬であればノマノバまたはヤマ、ヤバであろうか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む