量地尺(読み)りょうちじゃく

精選版 日本国語大辞典 「量地尺」の意味・読み・例文・類語

りょうち‐じゃくリャウチ‥【量地尺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、もっぱら土地をはかるのに用いた物差小尺一尺二寸を一尺とする大尺。
    1. [初出の実例]「尺度種類廃置の議〈略〉古へ令の大尺を或は量地尺と称す、大宝令、度地大尺を用ふるが故なり」(出典:法規分類大全(1887‐92)一・政体(古事類苑・称量一))
  3. 江戸時代の物差の一つ。曲尺一尺四厘を一尺とするもの。
    1. [初出の実例]「量地尺・念仏尺・享保尺は、ともに曲尺より四厘を強くす」(出典:地方新書(1847)度量権部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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