念仏尺(読み)ネンブツジャク

精選版 日本国語大辞典 「念仏尺」の意味・読み・例文・類語

ねんぶつ‐じゃく【念仏尺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 近江国滋賀県)伊吹山から発掘された念仏塔婆に刻まれた尺度に模したところからという ) 工匠の用いた竹尺の一つ一尺曲尺(かねじゃく)の一尺二厘二毛に当たるもの。
    1. [初出の実例]「竹尺は京の六条にて作る念仏尺と云ふ者最精好なり〈略〉工匠の鉄尺に比すれば七釐長し」(出典:本朝度量権衡攷(1835頃)本朝度攷)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android