金井遺跡(読み)かないいせき

日本歴史地名大系 「金井遺跡」の解説

金井遺跡
かないいせき

[現在地名]坂戸市新堀 金井

毛呂もろ台地北東縁辺にある。標高は台地上で三一メートル、東側の緩斜面との比高は三メートル。周辺は越辺おつぺ川によって開析された沖積扇状地が広がる。発掘調査は昭和六〇年(一九八五)と平成元年(一九八九)から翌年にかけて実施された。遺跡は古墳時代後期から奈良・平安時代にかけての集落跡が発見された地区(A区)と、鎌倉時代後期から南北朝時代の鋳造跡が発見された地区(B区)に分れている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android