金子晴勇(読み)かねこ はるお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子晴勇」の解説

金子晴勇 かねこ-はるお

1932- 昭和後期-平成時代の倫理学者。
昭和7年2月26日生まれ。岡山大教授などをへて,平成2年静岡大教授となる。のち聖学院大教授。人間学,キリスト教思想史を専攻し,昭和51年「ルターの人間学」で学士院賞。静岡県出身。京大卒。著作に「キリスト教思想史入門」「マックスシェーラーの人間学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の金子晴勇の言及

【ルター】より

…これにつづく岸千年のルターの《ヘブライ人への手紙》講義の研究(《ヘブル書講解におけるルターの神学思想》)や,すでに数ヵ国語に翻訳されている北森嘉蔵《神の痛みの神学》がある。近くは金子晴勇《ルターの人間学》が学士院賞を受け,年々,ルター研究の著作,論文は増えている。邦訳は《ルター著作集》全36巻(既刊10巻)のほか,徳善義和編《世界の思想家5――ルター》および類似のシリーズにも手ごろのものが多い。…

※「金子晴勇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」