…これにつづく岸千年のルターの《ヘブライ人への手紙》講義の研究(《ヘブル書講解におけるルターの神学思想》)や,すでに数ヵ国語に翻訳されている北森嘉蔵《神の痛みの神学》がある。近くは金子晴勇《ルターの人間学》が学士院賞を受け,年々,ルター研究の著作,論文は増えている。邦訳は《ルター著作集》全36巻(既刊10巻)のほか,徳善義和編《世界の思想家5――ルター》および類似のシリーズにも手ごろのものが多い。…
※「金子晴勇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」