金子美雄(読み)カネコ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「金子美雄」の解説

金子 美雄
カネコ ヨシオ

昭和期の賃金問題専門家 元・日本賃金研究センター所長。



生年
明治43(1910)年1月15日

没年
平成5(1993)年5月9日

出生地
山口県

学歴〔年〕
東北帝国大学理学部数学科〔昭和8年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲二等旭日重光章〔昭和55年〕

経歴
昭和14年厚生省入省。労働省発足後、初代労働統計調査局長。32年経企庁調査局長、37年水資源開発公団理事などを歴任。45年退官し、日本賃金センター所長。62年1月名誉顧問となる。この間37〜58年中央最低賃金審議会会長も務める。著書に「賃金論ノート」「賃金の国際比較」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子美雄」の解説

金子美雄 かねこ-よしお

1910-1993 昭和時代官僚
明治43年1月15日生まれ。昭和14年厚生省にはいる。労働省の労働統計調査局長,経済企画庁の調査局長などをへて,45年日本賃金研究センター所長となる。賃金問題の専門家として,春闘の賃上げガイドラインをつくる。中央最低賃金審議会会長などもつとめた。平成5年5月9日死去。83歳。山口県出身。東北帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android