金屑(読み)カナクズ

デジタル大辞泉 「金屑」の意味・読み・例文・類語

かな‐くず〔‐くづ〕【金×屑】

金属を細工するときに出る切りくず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金屑」の意味・読み・例文・類語

かな‐くず‥くづ【金屑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金属を細工する時に出る削りくず。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 鉱石のかけら。
    1. [初出の実例]「キュリイ夫婦が幾桶かのヨアヒム谿谷の鉱屑(カナクヅ)を製錬し尽して」(出典:大発見(1909)〈森鴎外〉)
  4. 金属のきれはし。金物断片。また、価値のないものとしていう。
    1. [初出の実例]「闕け損じて何の片割れとも知れない金屑(カナクヅ)や木の切れがある」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉二一)

きん‐せつ【金屑】

  1. 〘 名詞 〙 金の細かいくず。〔日葡辞書(1603‐04)〕〔魏志‐高柔伝〕

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