日本歴史地名大系 「金柳村」の解説 金柳村かなやなぎむら 愛知県:津島市金柳村[現在地名]津島市金柳町神尾(かんの)村の南に位置し、村域の北東南の三辺を悪水落ちが囲み村境となっている。嘉暦二年(一三二七)作成の富田庄絵図(円覚寺蔵)に「蟹柳」とあるのが文献上の初見。文和五年(一三五六)三月二七日の足利義詮御教書に「円覚寺知事正蘭申、尾張国冨吉加納内、河辺・牛踏・蟹柳・鷲尾四ケ郷事」とあるから富吉(とみよし)庄に属した。弘化四年(一八四七)の村絵図(徳川林政史蔵)によれば、集落は南北二ヵ所にあって「府志」記載の曹洞宗勝林(しようりん)寺と鎮守の神明社は南金柳に並んで描かれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by