金根(読み)きんこん

精選版 日本国語大辞典 「金根」の意味・読み・例文・類語

きん‐こん【金根】

〘名〙
江都督納言願文集(平安後)二「金根廻駕、錦幡飛旒」 〔播岳‐藉田賦〕
② (唐の文人韓愈(かんゆ)の子、昶(ちょう)が、父に似ないで学才なく、史伝にあった「金根車」という語を、「金銀車」の誤りであると思って、変えてしまったという「尚書故実」の故事から) 文字誤読、また、誤用をいう語。
※万国政表(1860)凡例「始て金根の誤解を免るることを得たり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android