日本歴史地名大系 「金森氏居館跡」の解説 金森氏居館跡かなもりしきよかんあと 福井県:武生市旧南条郡地区白崎村金森氏居館跡[現在地名]武生市白崎町 下荒井谷・中荒井谷白崎(しらさき)の西方谷口にあり、通称を御殿(ごてん)という。金森氏は清和源氏土岐氏の庶流で、金森長近は織田信長に仕え、茶人としても知られた。長近は天正三年(一五七五)大野に封じられたが、同一四年飛騨高山(たかやま)(現岐阜県高山市)、元禄四年(一六九一)頼時のとき出羽国上(かみ)ノ山(やま)(現山形県上山市)に転封となった。同一〇年美濃国郡上(ぐじよう)(現岐阜県郡上郡八幡町)に移ったが、宝暦八年(一七五八)所領を没収された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by