最新 地学事典 「金水銀鉱」の解説
きんすいぎんこう
金水銀鉱
aurihydrargyrumite
化学組成Au6Hg5の鉱物。六方晶系,空間群P63/mcm,格子定数a0.6996nm, c1.0154,単位格子中2分子含む。銀白色の金属鉱物,不定形,モース硬度2.5,延性・展性あり,比重16.86。Au6Hg5相に相当し,金と水銀が常温で混合したアマルガムとはまったく異なる相。合成実験ではそれぞれを水溶液中でイオン化させた後にヒドラジンで強引に還元,または電解精錬で得られる。天然では水銀を少量固溶のエレクトラムが砂金として堆積後,自己電解精錬作用により砂金表層に生じたとされる。学名は金および水銀のラテン語読みにちなむ。
執筆者:浜根 大輔
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

