金沢貞冬(読み)かねさわ・さだふゆ

朝日日本歴史人物事典 「金沢貞冬」の解説

金沢貞冬

生年生没年不詳
鎌倉後期の武将。父は貞顕。武蔵右馬助。正和4(1315)年前後に在京元徳1(1329)年春に鎌倉幕府引付衆,同年12月に評定衆官途奉行となり,1年2度の異例の昇進を果たす。元弘1(1331)年の後醍醐天皇の笠置脱出に当たり,鎌倉方の大将軍のひとりとして楠木正成赤坂城攻略などに当たった。

(福島金治)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金沢貞冬」の解説

金沢貞冬 かねざわ-さだふゆ

?-? 鎌倉時代の武将。
金沢(北条)貞顕の子。元徳元年(1329)幕府の評定衆,官途奉行となる。後醍醐(ごだいご)天皇の笠置脱出の際には,幕府方の大将軍のひとりとして楠木正成(まさしげ)の赤坂城を攻めた。通称は右馬助。

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