金藤左衛門(読み)キントウザエモン

デジタル大辞泉 「金藤左衛門」の意味・読み・例文・類語

きんとうざえもん〔キントウザヱモン〕【金藤左衛門】

狂言大蔵流。女から身の回りの物を取り上げた山賊の金藤左衛門が、油断して長刀なぎなたを奪われ、反対に女に身ぐるみはがれる。和泉流痩松やせまつ」の類似曲。

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精選版 日本国語大辞典 「金藤左衛門」の意味・読み・例文・類語

きんとうざえもんキントウザヱモン【金藤左衛門】

  1. 狂言。大蔵流。金藤左衛門という山賊が、通りがかった女を長刀(なぎなた)でおどし、持っていた袋を奪う。ところが中の品物を見て喜んでいるすきに女に長刀を奪われ、逆におどされて着物まで奪われる。類曲に「痩松(やせまつ)」がある。

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