デジタル大辞泉 「金製剤」の意味・読み・例文・類語 きん‐せいざい【金製剤】 金の有機化合物を原料とする、抗リウマチ薬の一つ。金チオリンゴ酸ナトリウム・金チオグルコース・オーラノフィンなど。作用機序は解明されていないが、金製剤が細胞内に取り込まれると、炎症を引き起こす酵素の分泌が抑制され、腫れや痛みが軽減すると考えられる。効果があらわれるには数か月を要する。服用により、かゆみやタンパク尿、肝障害などがあらわれることがあるため、定期的な検査が必要。抗リウマチ薬には、ほかにサルファ剤、SH基剤などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例