かね‐くい‥くひ【金食】
- 〘 名詞 〙
- ① 金銭がかかること。出費が多いこと。
- [初出の実例]「学校ちうやつが金喰ひでな、村税の半ぽんは教育費やがな」(出典:太政官(1915)〈上司小剣〉三)
- ② 衣服や調度などにぜいたくをすること。また、その人。
- ③ ( 持参金付きでないと、もらい手がないほど醜いという意から ) 醜い女をいう。金食い娘。
- [初出の実例]「銀子喰いじゃ四五人並みの姉めに苦」(出典:雑俳・智慧くらべ(1868))
かねっ‐くい‥くひ【金食】
- 〘 名詞 〙 「かねくい(金食)」の変化した語。
- [初出の実例]「金っ喰ひ柚(ゆず)ざね顔の娘なり」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 