釜の鳴る声(読み)かまのなるこえ

精選版 日本国語大辞典 「釜の鳴る声」の意味・読み・例文・類語

かま【釜】 の=鳴(な)る声(こえ)[=鳴(な)り]

  1. 釜で湯を煮えたたせた時のうなるような音をいう。その音とその日の干支(えと)によって神意をうかがい、吉凶を占った。釜鳴り
    1. [初出の実例]「かまのなる声、薪のさっしょ、豆腐のぐつ煮、豆がらのばらばら迄」(出典:浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android