釜山村
かまやまむら
[現在地名]三原市沼田東町釜山
末広村の東南にあり、沼田川支流天井川の南に立地。古くは負田釜山村と称した。南接する渡瀬村との間に標高約三〇〇メートルの山が連なり、北麓に天井川の支流生田川・水田川・本谷川などが流れ、谷を形成。丘陵の緩傾斜面に六世紀末の横穴式石室をもつ釜山大塚古墳・中山古墳がある。「芸藩通志」には、当村と末光・両名の三ヵ村を井迫郷というとあり、井迫を「井廻」の誤記とし、「和名抄」所載の沼田郡今有郷に比定。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 