日本歴史地名大系 「釜谷山」の解説 釜谷山かまたにやま 富山県:総論立山連峰釜谷山魚津市と宇奈月(うなづき)町の境にそびえる。標高二四一五メートル。毛勝三山の一で、その中央に位置し高度も最高。古名を姥倉(うばくら)ヶ岳といい、享和三年(一八〇三)の奥山御境目見通山成川成絵図、同年の新川郡絵図(ともに県立図書館蔵)に、タキクラケ嶽・ウバクラケ嶽・ブナクラケ嶽と三山併記のかたちで記載されている。その後の絵図では滝倉(たきくら)ヶ岳・ブナクラヶ岳に比して姥倉ヶ岳を記載したものは比較的少ない。そのため無名の山と誤解され、当山の釜谷(片貝谷支谷)の名によって大正四年(一九一五)田部重治が釜谷山と命名した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by