すべて 

針金かけ(読み)はりがねかけ

盆栽用語集 「針金かけ」の解説

針金かけ

盆栽作業の中で最重要とされるものの一つで、幹や枝に針金を巻き付けて模様を入れ、姿を整えることをいう。 盆栽用としては主に茶褐色に色付けされた銅線とアルミ線が用いられ、主に休眠期に作業し、枝に針金が食い込むくらいになってきたら針金を外す。現代盆栽テクニックを代表するものなので、ここにその効用をまとめてみる。
ハサミ作りに対して圧倒的な早さである程度の姿を作ることが可能。特に間伸びした部分に模様を入れられる効果は非常に大きい
●針金かけによって扇状に広げられた枝は日照・通風条件が良くなり、それによってフトコロ芽に力が乗る。また、針金の刺激によって植物内にエチレン植物ホルモン一種)が分泌され、芽吹き・伸長の具合が良くなる
針金かけの最終目的は効かせることにある。針金を外した時効いていなければ、再びかけ直してやる。
20

出典 (株)近代出版盆栽用語集について 情報

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む