釣忍(読み)ツリシノブ

デジタル大辞泉 「釣忍」の意味・読み・例文・類語

つり‐しのぶ【釣(り)忍】

シノブ根茎を舟の形や井桁いげたに作り、夏、涼味を添えるため軒先につるもの。 夏》「水かけて夜にしたりけり―/一茶

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精選版 日本国語大辞典 「釣忍」の意味・読み・例文・類語

つり‐しのぶ【釣忍】

  1. 〘 名詞 〙 忍草(しのぶぐさ)を集めてその根をたばね、いろいろの形につくり、軒先などにつるして涼感をそえるもの。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「つりしのぶ手玉に取てしかられる」(出典:雑俳・柳多留‐七(1772))

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