鈴木二郎(読み)スズキ ジロウ

20世紀日本人名事典 「鈴木二郎」の解説

鈴木 二郎
スズキ ジロウ

昭和期の脳神経外科学者 東北大学名誉教授。



生年
大正13(1924)年10月2日

没年
平成2(1990)年6月9日

出生地
宮城県仙台市

学歴〔年〕
海兵卒,東北大学医学部医学科〔昭和25年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
日本精神神経学会賞〔昭和42年〕「Narcoleptic Syndrome and Paradoxical Sleep」,河北文化賞〔昭和56年〕

経歴
代々医師の家系で7代目。海兵を経て、少尉終戦。昭和21年東北帝大医学部に入り、脳外科の草分け、桂重次教授に師事母校の講師となり、39年助教授、42年脳疾患研究施設教授、56年同施設長。同年人工血液で画期的な脳卒中治療法を開発。63年退官。この間、49年日本脳神経外科学会会長、58年には日本脳卒中学会会長を務めた。また、モヤモヤ病の発見、命名者で知られ、くも膜下出血の手術を2100例執刀した。著書に「脳卒中の外科」「もやもや病」、訳書にJ.C.エックルス「脳と実在」「脳と宇宙への冒険」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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