鈴木神社(読み)すずきじんじや

日本歴史地名大系 「鈴木神社」の解説

鈴木神社
すずきじんじや

[現在地名]本渡市本町本

本渡市から天草苓北れいほく町へ通ずる旧道(志岐往還)に面して鎮座祭神は初代代官鈴木重成、二代代官鈴木重辰、重成の兄鈴木正三。鈴木重成は寛永一四年(一六三七)天草・島原の乱後四年ののちに天草に赴任。寺社領三〇〇石の寄進など仏教保護政策によって同乱後の天草復興に努めた。当時の総高四万二千石は天草の実情から過重とし、承応二年(一六五三)石高半減を幕府に願ったが認められず、自刃したと伝えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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