鉄刀(読み)テットウ

デジタル大辞泉 「鉄刀」の意味・読み・例文・類語

てっ‐とう〔‐タウ〕【鉄刀】

鉄製の刀。

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精選版 日本国語大辞典 「鉄刀」の意味・読み・例文・類語

てっ‐とう‥タウ【鉄刀】

  1. 〘 名詞 〙 鉄でつくった刀。
    1. [初出の実例]「天よりは火車降りかかり、地よりは鉄刀(てったう)足を貫き」(出典:大観本謡曲・俊成忠度(1564頃))
    2. [その他の文献]〔賈島‐贈僧詩〕

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普及版 字通 「鉄刀」の読み・字形・画数・意味

【鉄刀】てつとう(たう)

鉄の刀。〔南斉書、劉悛伝〕悛、世して曰く、~山下に、~燒鑪四り、銅石一片、甚だ經略すべし~と。びに山銅一片、~州の鐵刀一口を獻ず。上(しやう)之れに從ひ、はし、蜀に入りて錢を鑄しむ。

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世界大百科事典(旧版)内の鉄刀の言及

【刀剣】より

…したがって刀剣といった場合,広義には打物武器を汎称するものであり,剣,大刀(たち),太刀(たち),脇指(わきざし),短刀などのことをいい,そのほか槍(やり)や薙刀(なぎなた)なども含まれる。日本では弥生時代に銅剣が用いられ始め,古墳時代初期には鉄剣と鉄刀の両方が存在し,後期ではほとんど鉄刀だけとなる。それらはすべて反りのない直刀であって,反りのついたいわゆる日本刀が完成されるのは,平安時代中期ころのことである。…

※「鉄刀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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