俊成忠度(読み)シュンゼイタダノリ

デジタル大辞泉 「俊成忠度」の意味・読み・例文・類語

しゅんぜいただのり【俊成忠度/俊成忠則】

謡曲二番目物金春以外の各流。一ノ谷の合戦平忠度を討った岡部六弥太忠度短冊を持って藤原俊成を訪れると、忠度の霊が現れて自分の歌が読み人知らずとされた恨みを語る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俊成忠度」の意味・読み・例文・類語

しゅんぜいただのり【俊成忠度・俊成忠則】

  1. 謡曲。二番目物。観世宝生金剛喜多流作者不詳。一の谷の合戦で平忠度を討ち取った岡部六彌太が、忠度の箙(えびら)の中にあった短冊を持って京都五条の藤原俊成を訪れると、忠度の霊が現われて、自分の歌が「千載集」によみ人知らずとして入れられた恨みを述べ、歌物語をし、修羅道の苦しみを示して消える。「平家物語」による。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android