最新 地学事典 「鉄灰電気石」の解説
てつかいでんきせき
鉄灰電気石
feruvite
化学組成CaFe3(Al5Mg)(Si6O18)(BO3)3(OH)3OHの鉱物。三方晶系,空間群R3m,格子定数a1.601nm, c0.724,単位格子中3分子含む。結晶の端が三角錐状の柱状,粒状。ガラス光沢。劈開なし。硬度7。比重3.21。暗褐黒色,条痕灰色。一軸性負,屈折率ε1.669, ω1.687。電気石上族,X-siteカルシック族,カルシック亜族に属する。原産地はニュージーランドRepanga島のペグマタイト中で,周囲が鉄電気石-苦土電気石で,そのコアが鉄灰電気石-苦土電気石からなっている。日本では大分県木浦エメリー鉱床から産出。uvite(灰電気石)のFe置換体として命名。
執筆者:松原 聰
参照項目:電気石上族
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

