鉄甲(読み)テッコウ

デジタル大辞泉 「鉄甲」の意味・読み・例文・類語

てっ‐こう〔‐カフ〕【鉄甲】

鉄製のよろい・かぶと。また、非常に堅牢けんろうなよろい・かぶと。

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精選版 日本国語大辞典 「鉄甲」の意味・読み・例文・類語

てっ‐こう‥カフ【鉄甲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉄で作ったよろい。また、非常に堅固なよろい。
    1. [初出の実例]「諸国甲冑稍経年序。悉皆渋綻。多不用〈略〉但前造鉄甲不徒爛」(出典:続日本紀‐宝亀一一年(780)八月庚戌)
    2. 「今数個を合し鍛して一錐鋒となす、則ち以て木板を穿ち鉄甲を貫くべし」(出典:明六雑誌‐一七号(1874)知説二〈西周〉)
    3. [その他の文献]〔高適‐雎陽酬別暢六判官詩〕
  3. 鉄で作った兜(かぶと)
    1. [初出の実例]「捨太刀一つ受て見よと云まま、振あげて丁と打つ。三枚重の鉄甲の盤石の如くなるを打破り」(出典:応仁記(15C後)二)

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普及版 字通 「鉄甲」の読み・字形・画数・意味

【鉄甲】てつこう(かふ)

鉄のよろい。〔呂覧、貴卒〕趙氏、中山攻む。中山の多力を、吾丘鴪(ごきういつ)と曰ふ。鐵甲を衣(き)、鐵杖を操(と)り、以て戰ふ。碎けざるは無く、衡(つ)く陷らざる無し。車を以て車に投じ、人を以て人に投ず。

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