鉄眼仮名法語(読み)てつげんかなほうご

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鉄眼仮名法語」の意味・わかりやすい解説

鉄眼仮名法語
てつげんかなほうご

江戸時代の仏書。一巻。大蔵経開版で著名な黄檗(おうばく)僧鉄眼道光の著。1691年(元禄4)に刊行されたもので、後記では、禅に志の深い一女性のために書き綴(つづ)られたものとする。内容は『般若心経(はんにゃしんぎょう)』の精神をわかりやすく説いたもので、色(しき)・受(じゅ)・想(そう)・行(ぎょう)・識(しき)の五蘊(うん)がみな空(くう)であることが徹見できれば、いっさいの苦患厄難から解放され、宇宙の本体である法身(ほっしん)般若の体にかなうことができる旨を、色・受・想・行・識の順に懇説している。

船岡 誠]

『古田紹欽著『禅宗仮名法語』(『仏典講座40』所収・1971・大蔵出版)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む