鉄砲谷遺跡(読み)てつぽうだにいせき

日本歴史地名大系 「鉄砲谷遺跡」の解説

鉄砲谷遺跡
てつぽうだにいせき

[現在地名]福光町立野

立野脇たてのわき地区の東部にある旧石器時代の遺跡。昭和四七年(一九七二)に調査が行われ、一連立野たてのはら遺跡群の発掘の端緒となった。旧石器は二ヵ所の遺物集中地点で見付かり、A地点では表土層直下約三〇センチの深さで、径約二メートルの範囲にまとまっていた。点数は四二九点で、鉄石英製の石器が多い。小型の寸詰りな剥片やピエス・エスキーユ、彫器などがみられる。B地点も同様の深さで径約六メートルの広がりで石器が密集していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む