最新 地学事典 「鉄酸化物アパタイト鉱床」の解説
てつさんかぶつアパタイトこうしょう
鉄酸化物アパタイト鉱床
iron oxide apatite deposit
りん灰石を含む磁鉄鉱または赤鉄鉱鉱体からなる鉱床でキルナ型鉄鉱床を含む。鉄鉱山として世界各地で開発され,りん灰石に含まれる希土類元素が資源として注目されている。形成年代はスウェーデン,キルナバーラ鉱床の原生代前期からチリ,エルラコ鉱床の更新世にわたり,カルクアルカリまたはアルカリ火成活動に伴われる。形成温度は1,000〜300°Cで,マグマ─熱水系の進化に伴って鉄と燐の濃集が生じたとされる。鉄酸化物銅金鉱化作用との関連が示唆される。
執筆者:渡辺 寧
参照項目:キルナ型鉄鉱床
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

