鉄魚(読み)テツギョ

デジタル大辞泉 「鉄魚」の意味・読み・例文・類語

てつ‐ぎょ【鉄魚】

コイ科淡水魚フナ琉金りゅうきんとの雑種が野生化したものという。全長約15センチ。体はフナ形で尾びれが長い。宮城県魚取沼ゆとりぬまのものは天然記念物。フナの突然変異種ともされる。

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精選版 日本国語大辞典 「鉄魚」の意味・読み・例文・類語

てつ‐ぎょ【鉄魚】

  1. 〘 名詞 〙 フナの変異型の淡水魚。体形はフナに似るが、各ひれが長く特に尾びれが長い。体色は青みがかった黒褐色や赤・橙(だいだい)・黒など種々ある。宮城県の魚取(ゆとり)沼で発見されて以来各地の池沼で見いだされ、天然記念物に指定されているところもある。〔西京繁昌記(1877)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鉄魚」の解説

鉄魚 (テツギョ)

学名Carassius auratus
動物。コイ科の淡水魚

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