鉛刀一割(読み)えんとういっかつ

精選版 日本国語大辞典 「鉛刀一割」の意味・読み・例文・類語

えんとう【鉛刀】 一割(いっかつ)

  1. ( 鉛刀は、一度しか物を切ることができないことから ) 一度以上は用いることができないこと。
    1. [初出の実例]「聖人の威徳は鉛刀の一割、大菩薩の通力は(ばくや)が利刃也」(出典八幡愚童訓(甲)(1308‐18頃)上)
    2. [その他の文献]〔左思‐詠史詩〕
  2. 自分の微力を謙遜していう語。〔後漢書‐陳亀伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android