鉢子村(読み)はちこむら

日本歴史地名大系 「鉢子村」の解説

鉢子村
はちこむら

[現在地名]立川町肝煎きもいり

立谷沢たちやざわ川中流左岸に位置し、北はまつ村、南は科沢しなざわ村、東は立谷沢川を隔てさわ村、西は裏山と通称される羽黒台地で、羽黒山に通ずる山道がある。当村は羽黒山の開山蜂子皇子にちなみ、もとは蜂子と記したといわれるが不詳。立谷沢七ヵ村の一村。西背後の台地には当村の枝郷とされる須部野すべの新田があり、弍郡詳記には小名上鉢子・下鉢子を記す。正保郷帳に村名がみえ、田七八石余・畑一〇石余。寛政四年(一七九二)の肝煎重助控(斎藤文書)では高一〇二石余、免四ツ四分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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