鉦たたき(読み)かねたたき

改訂新版 世界大百科事典 「鉦たたき」の意味・わかりやすい解説

鉦たたき (かねたたき)

鉦をたたいて経文を唱え,門付などをして喜捨を乞う僧形の下級宗教芸能者。近世初期には〈八丁鉦(はつちようがね)〉とか〈やつからかね〉と称して,若衆が鉦を八つ円形に並べたものを打ち分ける芸能があったが,のちには鉦八つを首に掛け,曲打ちを見せ,僧形の連れが喜捨を求めた。なお首に掛けた鉦を打つ門付芸能者としては,僧形の歌念仏,頭に水を入れた手桶を載せ即席の流れ灌頂(かんぢよう)をした行人鳥足(ぎようにんとりあし)などもいた。
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