銀幕(読み)ギンマク

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精選版 日本国語大辞典 「銀幕」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐まく【銀幕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 銀色塗料を塗りつけたところからいう ) 映画などを映写する幕。スクリーン。転じて、映画。また、映画界。〔現代語大辞典(1932)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の銀幕の言及

【映画】より

…さらにトマス・エジソンが映画撮影用に50フィートという長いフィルム(ロールフィルム)をイーストマンに注文し,このときからこのことばは映画そのものに結びつくことにもなる。なお,セルロイドということばも,英語やフランス語では映画の代名詞として使われており,celluroid screenといえば〈銀幕silver screen〉の意になる。
[写絵から活動写真へ]
 日本語の〈映画〉は,そもそも,幻灯の絵をかいた板,つまりスライドおよびそれを映写すること,映し出された絵そのものも意味していた。…

【スクリーン】より

…白布,白壁,白色塗料面などがあり,材質は現在はビニル系がふつうだが,それ以前にはキャンバスに白色塗料(酸化マグネシウム)を塗って使用した。アルミと青銅の粉末を油性塗料に混ぜて塗布し,反射効率をよくしたシルバー・スクリーンもサイレント時代から用いられ,〈銀幕〉はその訳語である。これは,画面の明るさ,いわゆる〈ヌケ〉をよくするため,とくに大劇場で使用されるが,スクリーンの近くで斜めから見ると暗くなるのが欠点である。…

※「銀幕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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