銭取(読み)ぜにとり

精選版 日本国語大辞典 「銭取」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐とり【銭取】

〘名〙
① わずかな金銭をもうける程度仕事。また、小銭をかせぐ人。
※歌謡・今様くどき(1710頃)菓子軍「伊勢粔籹(おこし)木野下の味よしとて、銭(ゼニ)取り一人ありけるが」
掛売(かけうり)代金をとりたてること。また、その人。
※浮世草子・椀久一世(1685)下「物の淋しき夕は蚊ふすべの鋸屑売(をがくずうり)あしたは日貸の銭取りにまはるなどせはしき事を聴きて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android