銭車(読み)ゼニグルマ

デジタル大辞泉 「銭車」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐ぐるま【銭車】

両替屋や大商店寺社湯屋などで銭を買い入れ、それを必要とする商店へ売り込むときに用いた車。
「―女を見ても静かなり」〈柳多留・三〉
銭独楽ぜにごま」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銭車」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐ぐるま【銭車】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両替屋・大商店が、寺社または湯屋などへ銭を買入れに行って、それをつり銭の必要な商店へ売り込むときなどに積んで運ぶ車。また、その車をひく人。
    1. [初出の実例]「なまぬるい鉢巻をする銭車」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))
  3. ぜにごま(銭独楽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android