普及版 字通 「錣」の読み・字形・画数・意味
錣
16画
[字訓] はり・しころ
[字形] 形声
声符は(てつ)。〔玉〕に「針なり」とあり、針で綴る意。〔淮南子、道応訓〕に「杖策を倒(さかさま)にし、錣上、頤(い)を貫く」とあるのは、馬策の先端につけた金具で、馬を鞭うつことをいう。わが国では、しころ、甲札をいう。
[訓義]
1. はり。
2. むちさきのかね、むち。
3. さんぎ、かずとり。
4. 国語で、しころ。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕錣 カズ・チツ
[下接語]
引錣・策錣・錯錣・利錣
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報