鍋沼新田(読み)なべぬましんでん

日本歴史地名大系 「鍋沼新田」の解説

鍋沼新田
なべぬましんでん

[現在地名]谷田部町鍋沼新田

下別府しもべつぷ村の南に所在小貝こかい川東岸に広大な水田をもち、居住区はその東の微高台地上にある。小貝川沿いの地は遊水地の湿地帯で、山田やまだ沼と称されたが、享保七年(一七二二)からの大規模な干拓工事を経て広大な水田が出現した(→山田沼。文政元年(一八一八)七月には八丈島民の移住により居住民も増加し、干拓地の良田化が進んだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android