鍋釣岩(読み)なべつるいわ

日本歴史地名大系 「鍋釣岩」の解説

鍋釣岩
なべつるいわ

奥尻港から約九キロの沖にそびえ立つ奇岩。高さ一九メートル・周囲一六八メートル。中央部が空洞になっており、鍋釜のつるを懸ける形からこの名前が付けられたとみられる。「春日紀行」には奥尻島を「舵手ノ里俗呼ンテ鍋釣島ト云フ、環形ノ奇石海上ニアルニ因ル」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報