奥尻島(読み)おくしりとう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「奥尻島」の解説

奥尻島
おくしりとう

北海道南西部,渡島半島西方約 18kmの日本海上にある全島奥尻町に属する。地名はアイヌ語のイクシュンリ (向こうの島の) によるという。島は南北に細長く,最高所は神威山 (584m) 。全島に海岸段丘および海食崖が発達する。標高 3mの最低段丘面から 280~300mの最高段丘面まで 10段もの段丘面がみられる。南部の青苗,東部の奥尻に港があり,かつてはニシン漁で栄えた。 1993年の北海道南西沖地震では,震源に近かったため島全体が津波直撃を受け,大きな被害を出した。全島が檜山道立自然公園に属する。奥尻空港から函館に定期便があり,奥尻港より江差町せたな町フェリーが運航している。面積 142.97km2。人口 3921 (2000) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)「奥尻島」の解説

奥尻島
おくしりとう

北海道南西部、渡島(おしま)半島の西約20キロメートルにある日本海の島。檜山(ひやま)振興局管内の奥尻町1町からなる。島名はアイヌ語の「イクシュンシリ」(向こうの島)より転訛(てんか)したもの。面積142.98平方キロメートル、海岸延長68キロメートル。島の最高点は神威(かむい)山(585メートル)。北西岸を除いて島全体に海岸段丘がよく発達し、とくに南部に著しい。段丘面はおもに畑に利用される。西側は陸棚が発達し、海底は約3000メートルの急崖(きゅうがい)になっている。住民登録人口3343(2009)、2010年国勢調査人口3033。

[瀬川秀良]

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百科事典マイペディア「奥尻島」の解説

奥尻島【おくしりとう】

北海道渡島(おしま)半島西方約20kmにある面積142.69km2の島。数段の海食面が発達,中央に神威(かむい)山(584m)があり,海岸の平地は狭い。全島奥尻町をなす。近世には〈おこしり島〉などとみえ,オットセイやニシンの漁が行われた。集落は海岸に点在。北端の稲穂岬に灯台がある。1993年7月北海道南西沖地震により大被害をうけた。
→関連項目大成[町]

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精選版 日本国語大辞典「奥尻島」の解説

おくしり‐とう ‥タウ【奥尻島】

北海道南西部、渡島(おしま)半島西方の島。江戸時代はほぼ無人の島で、流刑地とされた。現在は、漁業観光の島。面積一四三平方キロメートル。

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デジタル大辞泉「奥尻島」の解説

おくしり‐とう〔‐タウ〕【奥尻島】

北海道南西部、日本海上の島。奥尻郡奥尻町をなす。奥尻港・青苗港があり、漁業が盛ん。面積143平方キロメートル。

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世界大百科事典 第2版「奥尻島」の解説

おくしりとう【奥尻島】

北海道南西部,江差町の北西約60kmの日本海にある島。1島で檜山支庁奥尻郡奥尻町をなす。人口4301(1995)。周囲84km,面積143km2で,道内の島では利尻島に次ぐ大きさである。松前氏となった武田信広が15世紀に渡道の途中,一時居住したといわれる。東岸には海岸段丘がよく発達しており,西岸は急崖をなしている。最高点は中央部の神威(かむい)山の585m。中心集落は東海岸の奥尻と南端の青苗で,その他の集落も大半は東海岸沿いにある。

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