日本大百科全書(ニッポニカ) 「鎌北湖」の意味・わかりやすい解説
鎌北湖
かまきたこ
埼玉県入間(いるま)郡毛呂山町(もろやままち)の南西部にある人造湖。越辺(おっぺ)川の支流大谷木(おおやぎ)川を堰(せ)き止めた農業用水池である。1935年(昭和10)完成。満水面積4ヘクタール、貯水量30万立方メートル、周囲約2キロメートル、最大水深18.4メートル。比企(ひき)丘陵に囲まれた静かな湖で、乙女の湖ともいわれ県立黒山(くろやま)自然公園の中心地。ボート遊び、釣りなどの行楽客でにぎわう。湖畔には鎌北湖レイクビューホステルがあり、奥武蔵(おくむさし)自然歩道が飯能(はんのう)市天覧山(てんらんざん)まで通じている。毛呂駅から徒歩45分、または東毛呂駅から徒歩60分。平日は毛呂町内循環バスの利用も可。
[中山正民]