鎌状細胞貧血(読み)かまじょうさいぼうひんけつ

百科事典マイペディア 「鎌状細胞貧血」の意味・わかりやすい解説

鎌状細胞貧血【かまじょうさいぼうひんけつ】

赤血球形態異常(鎌状赤血球の存在)で酸素の保有力が弱いために貧血を起こす遺伝病。いわゆる分子病一種で,ヘモグロビン分子のうちただ1個のアミノ酸異常,つまりただ1個の遺伝子の異常に原因する。熱帯アフリカ,南トルコ,ギリシアインドに多い。この遺伝子をもつものはマラリアに強いといわれる。
→関連項目貧血ヘモグロビン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む