鎮源(読み)ちんげん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鎮源」の解説

鎮源 ちんげん

?-? 平安時代中期の僧。
天台宗比叡山(ひえいざん)横川(よかわ)の首楞厳(しゅりょうごん)院でまなぶ。源信釈迦(しゃか)講に参加。長久年間(1040-44)に法華経信者の伝記や霊験説話をあつめた「大日本国法華経験記」をかいた。
格言など】到りがたくして去り易きは,これ人の道なり。入り易くして出(い)でがたきは,三途故郷なり(「大日本国法華経験記」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鎮源の言及

【本朝法華験記】より

…〈験記〉とは霊験記の意。天台僧鎮源撰,長久年間(1040‐44)成立。中国宋の義寂撰《法華験記》を範として撰述。…

※「鎮源」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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