…地鎮祭の最も古い記録は《日本書紀》持統天皇5年(691)条の藤原京造営に先立つ〈新益京(しんやくのみやこ)を鎮め祭らしむ〉という記事であるが,具体的にどのような内容であったかは明らかでない。古代の伊勢神宮では鎮地祭,鎮祭,鎮謝,地祭などの名称が用いられ,鎮物(しずめもの)として鉄製人形,刀子,鏡などが埋められ,神饌には酒,米,鶏卵等が使われた。古代の大寺院造営でも地鎮祭に類似する祭事が行われたことは,東大寺金堂,興福寺金堂等から鎮壇具が出土していることから推定されるが,名称や内容を記す記録は見当たらない。…
…次いで周囲の土俵の俵に神酒を注ぐ。最後に〈鎮物(しずめもの)〉,または〈うずめもの〉といって洗米,塩,するめ,コンブ,かちぐりの縁起物5品を紙に包んで水引をかけ,中央にかねて掘ってある15cm角の穴に埋めて地霊の捧物とする。この鎮物を御饌(みけ)という。…
※「鎮物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...