新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鏡味小鉄」の解説
鏡味 小鉄
カガミ コテツ
- 肩書
- 太神楽曲芸協会名誉顧問
- 本名
- 鏡味 多介(カガミ タスケ)
- 生年月日
- 明治37年 1月23日
- 出身地
- 茨城県
- 経歴
- 明治43年、丸一宗家鉄三郎の養子となり、大正7年小鉄を襲名。寄席を中心に伝統的な曲芸舞踊を演じたが、昭和30年代に入り、コンガ、マラカスなどを使ってモダン曲芸に転じた。その芸が評判になり、アメリカ、オーストラリアでも公演した。日本古来の曲芸である太神楽を継承し、小刀を口にくわえた「土びんの刃渡り」の曲芸を始め、「五階器の建物」「花かごの曲」「カサの曲」などの得意芸があった。東京・日劇ミュージックホールを主舞台に活躍した。
- 受賞
- 勲五等双光旭日章〔昭和51年〕
- 没年月日
- 昭和62年 2月16日 (1987年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報